猫の夜泣き対策9選!猫の性格・環境別の原因や対策グッズ紹介
猫の夜泣きで近所迷惑
猫との暮らしをしていると、夜泣きに悩まされることがあります。
大人になってからも、ふとしたことがキッカケで夜泣きが始まってしまうこともあり悩みはなかなか絶えません。
睡眠不足になる
「いつまで泣き続けるんだろう…」というほどずっと夜泣きが続くと、夜眠るのが難しくなってしまいますよね。
たとえば雷のなっている夜などの夜泣きであれば、雷さえ収まれば翌晩はけろっとして寝ているかもしれません。
ですが、数日数週間に渡って夜泣きが続くとなると、飼い主さんの睡眠不足も心配になります。
近所迷惑が心配
猫の夜泣きが始まると、何よりも気になるのが近所迷惑ではないでしょうか。
とくにマンションの場合は、どこまで聞こえるのかが気になってしまいます。
ペット可のマンションでは壁が防音加工されているケースもありますが、そうでなければお隣の家には必ず聞こえているはずです。
お付き合いのある関係であれば一言お伝えすることも出来ますが、顔見知りでない場合はお互いがストレスになってしまいご近所トラブルにもなりかねません。
精神的負荷がかかる
周りの家にどれくらい聞こえているかが分からないからこそ、飼い主さんはあれこれと考えてしまい精神的負荷がかかってしまいます。
また、苦情が届いた場合には「猫との暮らしを諦めないといけないのか…」「どうしたら泣き止ませることができるのかな…」など、強いストレスを感じながら生活することになります。
夜泣きは甘えん坊が原因?
飼い主さんだけではなく、近所の方々にもストレスとなる猫の夜泣きですが、何が原因で始まってしまうのでしょうか。
甘えん坊
子猫の場合は、甘えたい気持ちから夜泣きをしている可能性があります。
日中飼い主さんに遊んでもらっていたのに、急に一人でベッドに入ることになって、「もっと遊んでほしい」と主張しているのかもしれません。
寂しい
子猫でなくても、甘えん坊が原因で夜泣きをする猫もいます。
日中長い時間家を空けているなど、コミュニケーション不足になっていることはありませんか?
「遊んでほしい」「なでてほしい」といった欲求が満たされないと、夜泣きという形で発散している可能性があります。
保護猫に多い?
寂しい思いをしたことのある保護猫などによく見られるケースです。
「最近遊んであげられてないな…」と感じたら、出来る限りかまってあげる時間を取るようにしましょう。
ストレス
何か嫌なことがあって、激しく主張をしている可能性もあります。
- トイレを綺麗にしてもらっていない
- 部屋がとても暑い/寒い
- 最近外に出ていない など
「夜泣きがうるさいなぁ」と怒りたくなるかもしれませんが、いつもと何か違う点がないかを確認してみましょう。
意外とすぐに解消できることかもしれません。
発情期
大人の猫は発情期を迎えると、夜泣きを始めることがあります。
これは本能的なものなので止めることは難しいのですが、去勢・避妊手術をすることで解消できることもあります。
高齢期
シニア猫になると、少しずつ認知症が始まり、昼夜逆転してしまう猫も少なくありません。
夜になると活動を始めて夜泣きに繋がってしまうことも。
「もしかして?」と感じたら、かかりつけ医に相談しましょう。
進行を遅らせるようなサポートが受けられますよ。
引っ越しなどの環境変化
猫はストレスに弱い生き物です。
ちょっとした環境変化が理由で、夜泣きに繋がることもあります。
周りからの騒音
近くで道路工事などが始まると、絶えず聞こえてくる騒音や地響きがストレスとなります。
原因を取り除くことは難しく工事が終わるのを待つしかありませんが、昼間にたっぷり遊んであげたり気を紛らわせられるように意識してあげましょう。
新しい家族が増えた
赤ちゃんが家族に加わったり、新しい猫を迎え入れることも猫には一大事です。
特に今まで一匹で飼われていた猫からすると、飼い主さんを取られてしまったと感じるかもしれません。
変わらずに愛情を注いであげることで、少しずつ新しい環境に慣れてもらいましょう。
引っ越しをした
新しい環境に馴染むのに時間がかかっているのかもしれません。
引っ越しをする際は、猫グッズ(猫のトイレやベッドなど)は基本的に新しいものに変えるのではなく、前の家で使っていたものをそのまま持参しましょう。
自分の匂いがついていることで、安心感に繋がります。
▼猫の引っ越しのストレスについての記事はこちら
猫グッズを変えた
猫のベッドやキャットタワーなどお気に入りのアイテムを新調したときに、「なんだこれは?」と嫌悪感を示すことがあります。
汚れてしまったなどの理由で新しくする場合は、スペースを取りますが、慣れるまでは古いものも一緒に置いておきましょう。
フードを変えた
猫のフードを変えることも、大きな変化となります。
新しいフードにすぐ慣れてくれれば良いのですが、もしかしたらおなかが空いて夜泣きに繋がっているのかもしれません。
食べる量なども含め、様子を見てあげましょう。
一向に食欲が戻らないときは、体調不良の可能性も考えられるため必要に応じてかかりつけ医に相談しましょう。
猫の夜泣き対策
猫の夜泣きが始まってしまったら、具体的にはどのような対策が出来るのでしょうか。
ストレスの原因を取り除く
夜泣きは人間からすると迷惑な行為ですが、多くの場合、猫が何かしらの不快を主張しています。
ストレスの原因となっている点は何かを探って、出来るだけ早く落ち着ける環境を整えてあげましょう。
昼間にたっぷりと遊んであげる
ストレスを感じていたり、愛情不足で夜泣きをしている場合は、コミュニケーションを増やすことで解消することが多いです。
昼間の時間帯に猫と一緒に遊んだり、くつろいだりする時間を設けましょう。
愛されているとしっかり体感できることで、ちょっとした環境の変化なども乗り越えられるようになります。
▼猫との遊び方についての記事はこちら
▼猫が喜ぶ方法についての記事はこちら
一緒に寝る
夜泣きをする場合には、ベッドに呼び寄せて一緒に寝るという飼い主さんもいます。
毎日相手をすることが出来るようであれば、それで落ち着いてもらうのも良いでしょう。
動物病院を受診する
老猫の夜泣きを止める方法として効果的なのが、病院を受診することです。
もしかすると認知症が始まっているのかもしれないからです。
進行ステージに応じたサプリや薬などを処方してもらいましょう。
夜泣きする猫を怒るのはNG?
にゃーにゃーと長い時間夜泣きをされると、飼い主さんもイライラしてしまい、つい怒ったり叩いたりしたくなるものです。
でも、それは逆効果です。
ストレスや愛情不足が理由で夜泣きをしているのに、さらに怒られてしまうと猫の精神的負荷が高まります。
そうすることで、ますます夜泣きに繋がる結果に。
無視をすることもひとつの手
相手をしてあげることが難しい場合には、無視をするのもひとつの手です。
ある程度泣くことで、猫の方も疲れて落ち着きます。
猫の夜泣き対策グッズ
夜泣き対策グッズの力も借りてみましょう。
猫のストレス軽減や昼間のコミュニケーションを増やすのに効果的です。
キャットタワーなどの大型おもちゃ
猫の運動量を増やすことで、夜しっかりと寝てくれるようになります。
室内猫で運動量を確保するには、上下の運動が必要です。
キャットタワーやキャットステップなどを設置することで、狭い部屋でも動き回れるように工夫してみましょう。
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(写真のネコちゃん・・・toupie_さんのネコちゃんたち)
▼猫の運動量の目安についての記事はこちら
またたびやスプレー
ストレスが原因で気持ちが逆立っている場合には、またたびなどリラックス効果のある香りを与えることも良いでしょう。
アロマの効果で、不安な気持ちや逆立った神経を落ち着かせてくれます。
またたびの入ったおもちゃでも良いですし、スプレータイプのものもあるので、使いやすいものを持っておくと安心です。
▼またたびの使い方についての記事はこちら
ケージを覆う防音シート
あまりにも泣き止まない場合は、猫のケージに毛布をかけたり防音シートをかけることをおすすめします。
目隠しするようで可哀想だと感じるかもしれませんが、猫は本能的に暗くて狭いところが大好きです。
余計なものが目に入らないことで、安心できるというメリットもあります。
老猫の場合は薬
年齢が上がることで精神的に不安定になったり、痴呆が出始める猫は多いものです。
必ずしも薬に頼ればOKというワケではありませんが、高齢期に差し掛かった猫には精神安定剤など適切なサポートを医師に仰ぎましょう。